近年、健康の為には減塩が良いといわれていますが、
減塩のし過ぎも、体に良くないということが、最近の研究でわかってきているようです。
番組で紹介された、体に良い塩の摂り方や、摂りすぎてしまった塩分を排出してくれる食材についてまとめました。
目次
正しい塩の摂り方
塩分の摂りすぎは良くないし、控え過ぎてもよくないし、難しいですよね。
今回は、健康長寿でおなじみの白澤卓二先生が教えてくださいました。
減塩のし過ぎも体に良くない
塩は体内でナトリウムイオンとなり、脳からの神経伝達に大きな役割をはたしています。
塩分不足で神経伝達がうまくいかなくなると、臓器の働きが悪くなり心臓病や脳梗塞のリスクが上がるそうです。
1日の適切な塩分量
厚生労働省の目標値では、成人男性で8g未満
成人女性で7g未満
※2020年には、下記のように数値が変わるかもしれないそうです。
成人男性で7,5g未満
成人女性で6,5g未満
塩分と熱中症予防の関係
まだまだ熱中症には、注意が必要なこの時期ですが、
水分補給の際に、水だけを飲むと体内では水分だけが増えて、塩分濃度が薄まってしまい、
低ナトリウム血症(血中の塩分濃度が低下して、頭痛、吐き気、けいれんなどの症状が出る)を起こすこともあるそうです。
※水分補給の際は、水と一緒に塩分も摂りましょう。更に糖分も一緒に摂ると吸収率がupして良いということです。
摂り過ぎた塩分をチャラにする食材
- カリウムの多い食品 バナナ、オレンジジュース、ほうれん草など。
- カルシウムの多い食品 厚あげ、牛乳、ししゃもなど。
- 水溶性食物繊維の多い食品 アボカド、納豆、さつまいもなど。
塩の使い分け【体の悩み別】
最後に番組で紹介されていた塩の使い分けを紹介します。
肌におすすめのにがり塩
- マグネシウムが豊富で肌の水分量がアップ
- 肌のしわなどを防ぐ働きに期待できる
血管におすすめの抹茶塩
- 血管を元気にするカテキンが含まれている
腸におすすめの藻塩
- 海水ミネラル+海藻成分
- 海藻には水溶性食物繊維が豊富
まとめ
今までは、塩分を摂りすぎないように気をつけていましたが、
塩分を摂らな過ぎても、体に悪い影響を与えることもあるんですね。
とても勉強になりました。
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